ふくらはぎにあるヒラメ筋と腓腹筋の大きな違いとは!?足首を柔らかくしたいなら必見!!

福岡市内でパーソナルトレーナーをしています、、原田です!
巷では足首の人と呼ばれてたり、呼ばれていなかったり。。
はい、呼ばれてはいません。
今回も足首の柔軟性に大きく関わる『2つの筋肉』について。
その決定的な違いをわかりやすく解説して行きたいと思います!!
今回の主役となるのが、、腓腹筋!ヒラメ筋!
あなたはどちらが腓腹筋でどちらがヒラメ筋かを見分けられますか??
もくじ
動画で確認する
約5分のショート動画です。見やすいサイズ感です。
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それでは改めて〜。
インスタで聞いてみました!
インスタグラムのストーリーズにて同じ質問をした結果がこちら。
正解は左足が腓腹筋、右足がヒラメ筋です!!
18人の方々、おめでとうございますです( ̄∇ ̄)
ちょっと今回はマニアックで回答数が少なかったですが、、笑
インスタグラムではこういったクイズも行っています♪
お気軽に回答お待ちしてます!!
インスタグラムを見てみる↓
腓腹筋とヒラメ筋の違い
ということで、本題です!
まずは腓腹筋とヒラメ筋の大きな違いについて解説いたします!
一見どちらも同じような筋肉に見えますよね!?
ついている場所も「ふくらはぎ」で同じ部分ですし、、
さらに言うと、どちらもアキレス腱となりカカトに付着すので、機能としてもほとんど一緒!
足首の動き(底屈)に関わる筋肉という点では全く同じなんです!
つま先側が下がる動き(底屈)
でもよーく見てください!!
上のほう、、腓腹筋とヒラメ筋とではスタート部分は異なるのわかりますか??
そう、腓腹筋の場合は膝(裏)をまたいで付着しているのに対し
ヒラメ筋は膝(裏)よりも下の部分から始まっていますよね!!
ここに大きな違いがあるのです!!
腓腹筋
腓腹筋の特徴としては二関節筋といって、2つの関節をまたいでいるところ。
ご覧のように膝裏(膝関節)と足首(足関節)をまたいでいますね。
ということは、腓腹筋は膝の動きと足首の動きに関与すると言えます!!
【腓腹筋の役割】
膝関節 ➡︎ 膝を曲げる動き(屈曲)
足関節 ➡︎ つま先を下げる動き(底屈)
ヒラメ筋
一方でヒラメ筋は足首(足関節)のみしかまたいでいない単関節筋といい、足首の動きのみにしか関与しません!(膝をまたがないので、膝の動きにはノータッチです)
【ヒラメ筋の役割】
足関節 ➡︎ つま先を下げる動き(底屈)
『腓腹筋は二関節筋で膝裏をまたぐが、ヒラメ筋は単関節筋のため膝裏をまたがない』
これが両者の最大の違いとなっています。
そしてその「またぐか、またがないか」が、ストレッチや筋トレの『フォーム』に大きく関わってくるのです。
腓腹筋・ヒラメ筋のストレッチを解剖学的に捉えると..
以下、腓腹筋のストレッチとヒラメ筋のストレッチです。
▼腓腹筋のストレッチ▼
▼ヒラメ筋のストレッチ▼
両者のストレッチの共通点は「足首を曲げる=背屈」の動きを入れること。
これは腓腹筋もヒラメ筋のカカトに付着し底屈に働くため、その逆の背屈がストレッチとなるわけです。
ですが、
『腓腹筋は二関節筋で膝裏をまたぐが、ヒラメ筋は単関節筋のため膝裏をまたがない』
の違いが、膝を伸ばして「背屈」を入れるのか、それとも膝を曲げて「背屈」を入れるのかの差となります。
腓腹筋のストレッチは膝を伸ばす
おさらいです。腓腹筋は2つの関節をまたぐ筋肉でしたよね。
役割としては…
【腓腹筋の役割】
膝関節 ➡︎ 膝を曲げる動き(屈曲)
足関節 ➡︎ つま先を下げる動き(底屈)
よってストレッチでは、膝を伸ばした状態(伸展)でつま先をあげる(背屈)必要があります。
もしも腓腹筋ストレッチの際に膝が曲がってしまうと、膝裏部分の付着側にテンションがかからず、筋肉の長さを最大限に伸ばせません。。
だからこそ腓腹筋のストレッチでは膝を伸ばし、筋肉を最大限に引き延ばすことが重要となるのです。
ヒラメ筋のストレッチは膝を曲げる
ヒラメ筋は単関節筋で一つの関節しか関与しなかったですよね。
役割としては…
【ヒラメ筋の役割】
足関節 ➡︎ つま先を下げる動き(底屈)
よってストレッチではつま先をあげる(背屈)さえ入れば十分に伸ばすことが可能です。
ヒラメ筋からしてみれば膝が曲がっていようが伸びていようがあまり関係ありません。
ですがヒラメ筋のストレッチでは膝を曲げなくてはなりません!!
その理由というのが、腓腹筋の関与をなくすため!
ヒラメ筋にのみアプローチをしたいときは、腓腹筋の関与をなくすために膝を曲げる必要があるのです!!
まとめ
いかがだったでしょうか。
正直、ストレッチの形さえ知っていればいいのですが。笑
ですが解剖学的な視点を持っていることで、ストレッチが上手く伸びないときに対応できたり、筋トレの際にきっちりとターゲット筋へ効かせることができます。
知ってて損はしないですよね♪
解剖学的な視点をもっと知りたい!という方はこちらの動画も参考にしてみてください。
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